urban planning
昨年、福岡市の仕事で外国人投資家対象に、
「不動産投資ハンドブック」を作成し、
今年、その英語・韓国語・中国語のバージョンが出来上がりました。
内容は、日本の不動産投資の流れ・用語解説・法規制・
福岡市の魅力紹介・投資優位性の説明などでしたが、
果たしてこれをどれだけ活用してもらえるでしょうか。
ところで今日の朝、「九州経済NOW」というテレビを見ていると、
福岡の不動産市場のことを「国内で一番勢いがある」と言っていました。
08年、09年の2カ年で、現在27~30棟のオフィスビル開発の
予定があるそうで、うちの会社近くの中洲にも、
基準階940㎡、12階建てのオフィスビルが3月にオープンします。
CBREの「オフィスマーケットリポート12月号」を見ると、
福岡市のオフィス空室率は07年9月から12月の3か月で、
7.4%から、7.9%に、0.5ポイントも上昇しています。
天神の空室率も、4.9%から5.1%に0.2ポイント上昇していますし、
こりゃちょっと気になる現象じゃないのか…。
(一方で、平均賃料は9460円/坪と、0.3ポイント増加)
福岡都市圏の人口は平成42年まで増加すると
予想されており(国立社会保障・人口問題研究所)、
国内では比較的成長が期待できる市場です。
そして、投資のリスク分散やカネ余りで外国資本が投入され、
現在のような建設ラッシュが起きていますが、
先日、不動産鑑定士の方は「いくらなんでも供給過多なんじゃねーか」
とおっしゃっていました。
外資のカネが入って開発が促進されるというのは、時代の流れもあるし、
それだけ福岡に魅力があるという証拠の一つなんだろうとは思いますが、
あまりに価格設定が高くなりすぎるせいで、
若い人が天神に開店しにくくなる、
外資が福岡の風土を無視した開発を行うといった弊害もあります。
あと、もっと身近なところでは、旧岩田屋本館を改装し、
パルコが入ることで基本合意したらしいけど、個人的にはちょっと残念。
閉店ガラガラ状態よりは、開店しているほうがよっぽどましですが、
熊本に住んでいるときに、パルコ熊本店に入ったことはほとんどなかったし、
男にはあんまり縁がない店だというイメージ。
そしてなにしろ「改装する」ってのが夢がないねー(完全に人ごとですが)。
岩田屋周辺の天神2丁目で再開発構想があるという記事が新聞にのってたし、
市としても周辺一帯を再開発(民間主導)したかったようなのですが、
その構想も一時ストップ。
まだパルコになるかどうかも決定ではないようですが、
どうせ百貨店系が入るなら、メンズの品揃えがいい店が良かったなぁ。
今日は東京出張でした。
永田町の都道府県会館という、たいそう立派な建物に夕方5時半に集合
佐賀県出身で東京でご活躍の方々に、県が現在作成中の「ICTビジョン」
を見ていただき、意見をお聞きしてきました。
内容については、「網羅的で、佐賀らしさが足りない」とのご指摘。
もう“ふたひねり”くらいせねば。
一次産業、特に農業の情報化の可能性について、勉強する必要ありです。
あとは、自治体で共同のプラットフォームをつくれないかという話が出ていました。
行政サービスに求められていることは、住民の個人情報や税金の管理、
災害時の対応といった具合に、どこでも共通のものがたっくさんある。
どこの自治体でも似たりよったりのシステムを、何億もかけて構築するのは
無駄なんじゃないかと。
だったら、システムをオープンにして、共同で開発して使用できないか…。
それが実現すれば、かなりの税金が浮きますねぇ。
ヒアリングに来られたメンバーは、国をはじめとして、通信企業、ソフト開発、
外資コンサルなど、そうそうたるメンバーだったのですが、
皆さん佐賀西高校出身の方々で、同窓会状態でした。
佐賀西おそるべし。
年度末が近づいてきたため、慌ただしい毎日を送っております。
この時期、「今年も無事に年度末を迎えられるか…」という不安が胸をよぎりますが、
絶対終わらせると強く思いこんで、頑張ってるところです。
今日は佐賀県庁で「2010年代のICTビジョン」についての打ち合わせ。
「ICT技術が進歩した2010年代に、どんな暮らしが実現されているのか、
そのために今何をすべきなのか」といったテーマであーでもない、こーでもない…
と考えているのです。
「遠隔医療が実現されているので、家にいながら高度な医療を受けられますよ」
「行政手続きは24時間オンラインで大丈夫」
「テレワークが普及しているので、家で仕事を済ませましょう」 とか。
言うは易く行うは難し。
ところで、今日初めて聞いたのですが、佐賀県の古川知事が2月から開催される、
国の「ICT成長力懇談会」のメンバーに地方自治体代表で選ばれるらしい!
大学の先生方や著名評論家達の豪華メンバーの中で、地方自治体代表として
佐賀県が選ばれるってことは、スゴイことだと思うな。
現在作成中のICTビジョンが表舞台に出るってことなので、
求められる完成度が一気に高くなり、この業務が一気に慌ただしくなってきました。
最近の行政の情報化計画づくりの流行は、
シナリオ・物語をつくることのようです。
どうしても横文字や専門用語が多く、分かりにくくなりがちなので、
小説タッチの文章にしてしまおうということのようです。
ということで、僕も最近、シナリオを書いています。
「陽菜が起きてみると、今日もお母さんが美味しい朝ご飯を用意してくれています。
朝ご飯の食材に貼り付けられたICタグをリモコンで読み取ると、
生産地の情報や流通経路が表示されました…」みたいな~。
シナリオなんて、初めて書いたのですが、
改めて文才が無いことを痛感しております。
ところで、佐賀県川島CIOに紹介してもらったのが、
「スローなユビキタスライフ」という本。
「情報化が進むと、どんな世の中になるのか」について、
とても分かりやすい文章で、小説っぽく書かれています。
でもねぇ。こんな風に文章を書くってのは、ちょっと厳しい…。
福岡市近郊では、福岡都市圏をターゲットにした農産物直売所が次々に
オープンしています。
最近、北部九州の2つの農産物直売所(道の駅)設置に向けた事業計画の
検討をしているので、各地域別の直売所事情を備忘録的に記入。
筑紫平野一帯では、昨年4月に朝倉市に「三軒水車の里あさくら」がオープン、
そして今年5月に久留米市、来年4月には筑前町にも新しく大型の直売施設が
オープンする予定。
「三軒水車の里あさくら」は、9か月で約38万人がレジを通過し、売上高は4億2千万円。
そこから約4㎞離れた、同じ国道386号沿いには「道の駅原鶴」があるのですが、
売り上げは1割弱で済んだそうです(1月22日朝日新聞朝刊)。
「道の駅原鶴」は、直売所とパン屋を合わせて年間65万人がレジを通過、売上高は
9億5千万円であり、この二つで約15億を売り上げがあるそうです。
福岡市の西部では、07年4月、前原市波多江に西日本最大級(1300㎡)の
「伊都菜彩」がオープン。伊都菜彩は、魚や肉、野菜、お総菜、手工芸品、
花、スイーツなど、手広い品揃えと400台収容の駐車場を持っており、
直売所のデパートといった陣容。
年間のレジ通過客は85万人(見込み)で、20億円には届かずとも、
17~18億円を売り上げるのではないかという話。
オープン当初は、「11~15億を目標」ということだったので、直売所乱立地帯
にあるにもかかわらず、目標を上回る売り上げです。
佐賀市北部にも、平成22年に2軒の直売所がオープンする予定。
佐賀市北部には、直径10㎞ほどのエリアの中に、年間20万人以上がレジを
通過する施設が3店舗(唐津市七山の「鳴神の庄」、佐賀市三瀬村の
「マッちゃん」、佐賀市大和町の「道の駅大和そよかぜ館」)。
それぞれ3億5千万以上の売り上げがあります(そよかぜ館は約5億円)。
繁盛している直売所の客単価を見ると、前原市、二丈町あたりの、魚を売っている
施設では1600円~2100円。
佐賀市北部の、山の幸をメインで取り扱う施設は、客単価が約1300円でした。
このラインが、新たな店舗計画の売り上げ目標となるのでしょうか??
23日の夜は、佐賀市富士支所で、コンプライアンスについての講演会に参加。
講師は、立教大学観光学部の村上教授と、弁護士の長戸和光先生。
佐賀市は、平成17年に三瀬村・富士町・大和町・諸富町・久保田町・
東与賀町・川副町と広域に合併しており、平成18年につくられた
「佐賀市観光振興戦略プラン」のもと、様々な計画が実行に移されています。
●温泉地のもてなしを考える●
佐賀市富士町には、古湯温泉・熊の川温泉という二つの温泉があります。
プランの中で挙がった、今後実行すべき計画の一つに、
「もてなしの環境づくり」というテーマがあり、
まずは日常的にお客さんをもてなしている温泉地におけるもてなしの底上げを
考えていこうということで、この講演が企画されました。
佐賀市の計画の特徴は、
地元の人が考えたプランを、地元の人が楽しみながら実行している
という点。
そのプランづくりの中心人物が、講師の村上先生。
立て板に水の語り口で博覧強記、見事な司会っぷりに加え、お茶目?
でとても魅力のある先生です。
当社は、この観光戦略づくりと、その実行のコンサルタントをさせて頂いております。
コンサルといっても、僕的には、地元の方々や先生がた、行政のみなさんと、
一緒に考え、一緒に行動し、共働しているという感じです。
●都市・地域としての対応を考える●
講演会では、まず村上先生から、観光産業におけるコンプライアンス遵守違反
に関する事例と、今後の観光地の方向性についてのお話を聞いた後、
第二部として長戸先生に、法律的にみてどのような行為がコンプライアンス
に違反するのか、一般的に企業はどのような点に注意すべきなのかといった
お話を聞きました。
質疑応答の時間に、
「法令遵守の他、個人や企業の社会貢献が求められる風潮の中、
“都市・地域として社会貢献に取り組んでいる事例”がありますか」
といった質問をしたところ、「火災防止に取り組んでいるところはあるが、
事例はほとんどなく、これから考えていくこと」というお答えを頂きました。
まだまだ研究の余地があるテーマだと実感。
●古湯・熊の川温泉では、温泉地づくりの様々な取り組みが行われている●
冒頭、村上先生から、このようなテーマの講演会は、全国でも初めてではないか
というお話があったが、佐賀市の古湯温泉・熊の川温泉では、このような
先進的な取り組みが行われたり、街なみづくりや新しい食材の開発など、
様々な面からの温泉地づくりの気運が盛り上がってきています。
大和屋の若旦那曰く、
「行政と一緒に頑張ってる現状は、とても恵まれている。
このチャンスを逃さないように、追い風をモノにしないといけない。
ただ、補助金に頼ると、勢いが続かない。
結局は自分たちがどこまで頑張れるかにかかっている」。
新しい取り組みが各地で行われ、若旦那のようなリーダー達が頑張っている
古湯温泉に、みなさんも是非一度足を運んでみてください。
●講演・質疑から一部抜粋●
・法令・モラルを守っていけるように、研究会をつくって点検する場をつくる。
・事故・不祥事が起きたときの、地域としての対応を検討しておく。
またその際、企業と共に活動・謝罪する観光地組織をつくる
(観光協会の役目か?)。
・大企業のコンプライアンスと、小さな旅館のコンプライアンスは違う。
・小さな旅館では、たとえ法令に違反することでも、心のこもった
もてなしが必要(お客さんの部屋で、一緒に料理をつくる等)。
・単にルールやモラルを守るだけではなく、ケースバイケースの対応が必要。
・安全策を取れば取るほど、面白がなくなるという一面もあり、このバランスが
非常に難しいところ。
・顧客・消費者以外に、従業員に対するコンプライアンス(法廷労働時間の
遵守・セクハラ・パワハラの抑制措置)を守ること、個人情報を守ること
などへの意識も問われている。
・客からの信用、従業員のモチベーションこそが利益につながっていき、
企業が社会責任を果たすことこそが利益につながるという、“経営者の意識
改革”が必要。
・経営者だけでなく、従業員を含めた組織全体で意識を共有し、教育・研修
を行うことが大事。
福岡市天神が、全国に先駆けて、無料インターネット空間になります!
今までは、ごくわずかの店舗でしかWiFi対応端末のメリットを感じることができませんでしたが、これからはまちなかでも使えます!
いまの九州のIT業界は、大手企業の下請けが多いそうです。
ですが、これからは天神のオススメ店舗情報などの独自コンテンツを利用したり、情報を取りに行かずとも、Push型で端末に入ってきたり、観光客が携帯端末をナビがわりに使えたりと、新しいサービスが続々出てくるでしょう。
福岡市が地域情報化サービスを実験するフィールドとして注目を浴びるでしょうし、生活者としても、新しい技術を利用できるので、嬉しい限りです。
08/01/10西日本新聞より
無線LAN200台開放へ 天神丸ごとネット空間 地域、観光情報を配信
全国の産学官約100社・団体が参加する情報技術(IT)ビジネスの交流組織「ルビービジネスコモンズ」(福岡市、RBC)と福岡県、福岡市は9日、同市・天神一帯にケーブルを使わずにデータ通信ができる無線LAN(構内情報通信網)を整備し、2月をめどに無料開放する計画を明らかにした。一帯ではパソコンだけでなく、携帯ゲーム機やiPod(アイポッド)など、無線通信機能を持つ携帯端末からインターネットに自由に接続し、楽曲や地域情報を取得できるようになる。
無線LANを無料使用できる地域の創出は昨年末から米マンハッタンで実験が始まっており、国内では初めて。天神の計画には、九州大やiPodを開発した米アップル社も技術協力に加わる。
計画では、無線LANの中継機器を世界各地に設置しているスペイン企業の日本法人「フォン・ジャパン」が、機器を天神、大名地区の事業所や店舗に200台提供し、どこからでもネットに接続できる環境を整備する。
その上で楽天などIT系大手企業も参加するRBCや九大大学院システム情報科学府のチームなどが、一帯からネットに接続した人が閲覧できる専用コンテンツ(情報内容)を制作。地図や店舗、イベント情報、地域ニュースなどを提供する。
また福岡県と福岡市は、外国人ビジネスマンや観光客の利便性を高めるため、多言語で閲覧できるきめ細かな観光情報を配信する予定。
福岡県高度情報政策課は「携帯電話のネット接続には通信料がかかるが天神一帯では世界中で普及しているiPodやニンテンドーDSから、あらゆるネット情報を無料で取得できるようになる。天神の魅力や利便性を高める情報発信をしていきたい」としている。
最近、仕事で5年ぶりに地理情報システム(GIS:geographic information system)を使った仕事をしています。
今日、環境GIS研究所の荒屋さんに教えを請いに、百道のソフトリサーチパークに行ってきました。
この施設は、ベンチャー企業支援のために福岡市や、企業等が出資した施設で、九州の若手ベンチャーが群雄割拠といった感じで入居しています。
荒屋さんも、自治体向けGISシステムの開発でご活躍しておられます。
僕がいま使ってるのはESRI社のArcGIS9.2。
学生時代にArcView8.3を使ってましたが、そのころから比べると隔世の感があり、よちよち歩きからの再スタートです(泣)。
佐賀県は、「ICT全国最先端県庁の実現」をキャッチフレーズに掲げ、情報化を進めています。
ん?ICT全国最先端?佐賀県が?という感じに聞こえるかも知れませんが、佐賀県は本気です。
世界銀行から川島宏一氏をCIO(最高情報統括官)に迎え、県内外のメディア・通信・ソフト・金融・教育・医療・農業などの幅広い分野の方々からなる「高度情報化推進協議会」というチームを編成して、業務の効率化、インフラの整備、新たなサービスの開発を推し進めています。
そして今年9月には、韓国から元サムスンのCIO補佐官を採用し、さらにスピードアップを図っています。
そして佐賀県は、2010年代にICTを利用して県内でどんな暮らしが実現しているのか、これから佐賀県は何を目指すのか、という理想像を共有するために「さがICT利活用ビジョン」を現在作成中です。
このビジョン作成については、当社がコンサルとしてお手伝いしており、いま一番おもしろいプロジェクトの一つです。
以下、川島CIOのインタビューです。
佐賀県は本気です。
ソフトバンク ビジネス+IT編集部HP
経営革新を支える日本のCIO(前編)
経営革新を支える日本のCIO(後編)
「2011年、九州新幹線が開通すると、熊本の経済力は福岡に吸い取られる。熊本市は、コンパクトシティを目指し、大都市にない暮らしを提案する都市になるべきだ。」という経済アナリスト森永卓郎氏のコラムを読んで、熊本市の都市計画について感じたこと。
まず、行政の大きな方向性はどちらかというと拡大志向だという気がします。
熊本市(人口67万人)としては、何とか政令指定都市(70万人)を目指そうと合併に動いている最中ですが、周辺町村からは、熊本市に吸収されてしまうというイメージを持たれているようです。
そして、昨年度中心市街地活性化計画を策定し、これに関連して、駅前や交通センター、辛島公園周辺の再開発も進められていますが、ハード整備と企業誘致は効果があまり期待できないと思います。
福岡から熊本まで35分で行けるので、熊本に支店を出す意味も薄れるでしょうし。
ガンガン再開発をして、新しいビルをつくり、オフィスを準備するというのは、やはりちょっと違うかなと。
ちなみにこの中心市街地活性化計画(東京の銀行系総研が作成)は、地元の専門家からは、「絵に描いたモチで意味がない」という手厳しい見方もあります。
観光面で見ると、現在でも既に熊本は通過型の観光地となっているようです。
熊本城には例年約80万人の観光客が訪れていますが、熊本城と阿蘇山に団体バスで乗り付け、街中で飲食・買い物をせずに次のスポットに行ってしまうため、市内への経済波及が少ないという声をよく聞きます。
僕が個人的に熊本で面白いと思うのは、戦災で焼け残った古い街なみと、それを活かそうとする地元の人の様々な取り組みです。
特に戦災で焼け残った地区は、加藤清正がつくった熊本城の城下町の、昔ながらの街なみが残っています。
中でも、上の裏商店街や、新町、古町などの昭和的な情緒、子飼商店街という昔ながらの商店街なんかはオススメのスポットです。
そして、こういった街なみを残そう、活かそうと動いている市民、団体が熊本市にはたくさんおられます。
また、大学の都市計画研究室が街中に出張してきて、市民と一緒になってまちづくりを考える取り組みが展開されています。
個人的には、こういった地道な活動を市ができるだけ応援して、「市民がつくる熊本市」といった方向性を長い時間かけて進めていってほしいと思います。
新町・古町といった地区は、熊本駅と中心市街地を結ぶエリアに位置しているため、このエリアに人を呼び込むことで、市街地への滞在時間も増え、消費も拡大するのでは…。
来年度、熊本市の都市計画の基本方針となる、都市計画マスタープランが策定される予定ですが、この結果が楽しみなところです。
背景となる動きについてのメモ。
●行政の都市計画関連の動き
・熊本市は広域合併によって政令指定都市となることを目指している。
・熊本市の都市計画の基本的な考え方となる計画(都市計画マスタープラン)を来年度作成。
・熊本都市圏の都市計画区域マスタープランは、良い意味でコンパクトシティ、悪い言い方をすると、熊本市中心の考え方。
→市街化区域(開発できる区域)は基本的に、熊本市と隣接した部分のみ。
・中心市街地活性化計画を昨年度策定。
→中心市街地とは、熊本駅から中心市街地までのエリア
●ハード整備
・熊本駅周辺の再開発
→鉄道を高架に
→県・市の合同庁舎を熊本駅周辺に移転
→駅ビル新設
・中心市街地再開発計画
→熊本交通センター、辛島公園周辺
・本丸御殿復元
→総工費70億円
●ソフト面の活動
・熊本城築城400年祭
・熊本ルネサンス http://www.kumamoto-runesansu.jp/index.html
→熊本の魅力を行政・民間が一緒になって掘り起こし、PR、イベント等展開
・まちなか工房
→熊本大学の都市計画研究室(両角研究室)が中心市街地に出張研究室を設置し、まちづくりを産官学一体で考える取り組み
→全国都市再生まちづくり会議2006「まちづくり大賞」受賞
・熊本まちなみトラスト
→駅と市街地を結ぶエリアで、地元に根ざした活動(個店誘致、イベント等)を精力的に展開
ちょっと前の話になりますが、11月2日、「日経地域情報化大賞」が発表されました。
大賞は、島根県松江市の「Ruby City MATSUEプロジェクト」。
以下、日経の記事(12月7日特集「高まる地域の『情報力』」)より抜粋
「松江で育てる先端ソフト」(松江市産業経済部参事 田中哲也氏のコメント)
日本で生まれたコンピューターのプログラム言語「Ruby」が世界の注目を集めている。松江市は2006年7月、この言語を使える人材の育成や研究開発を目的に交流施設「松江オープンソースラボ」を開設した。産官学が連携したこの取り組みが評価されたのは嬉しい。↑どこのネットにも載ってなかったので、自分で打ち込みました(まずいかな?)。
松江市は人口二十万の城下町。ご多分に漏れず地域振興に苦しむ中で白羽の矢を立てたのが、市内在住のまつもとゆきひろ市が発案したルビーだった。
市には百億円などの補助金で企業を誘致する余力はない。その点、人々が自発的に集まって智恵を出し合い、ソフトを進化させていく「オープン・ソース・ソフトウェア(OSS)」という発想にまず引かれた。代表例がリナックスであり、我々もルビーに関心を持つ人が産官学を問わずに参加できる受け皿づくりから始めた。
まつもと氏が地元からいなくなったらどうするのかという質問も受けるが、心配は無用だ。これからもまつもと氏の助言は必要だが、ルビーの開発プロジェクトはすでに第二、第三のステージに入っている。
有志が集まって議論を戦わせる段階を越え、活動は各地に波及している。福岡市ではRubyビジネス・コモンズという組織が市内の天神地域をカバーする地域情報システムの開発を始めた。東京都三鷹市もルビーの技術者養成に着手。松江市ではまつもと氏が理事長の普及団体ができ、活動の和が広がっている。
そして、梅田望夫氏の最近の著作より抜粋
「ウェブ時代をゆく」P60
「数々の国家プロジェクト、複数の大企業が組織を挙げて莫大な資金を投じたプロジェクトが成し遂げられなかった「日本初世界のソフトウェア」という快挙は、まつもと一人のリーダーシップと、インターネット上で「Ruby」の面白さに魅了された世界のハッカーたちとの共同作業によって成し遂げられた。」
一人でも地域からリーダーが生まれれば、その“志向性”に惹きつけられた世界中の力を結集して、スゴイモノを作り上げることができる時代なんですね。
そして、ウェブ上だけでなく、実際の都市(例えば松江市)にも人が集まってきて、新しい産業が生まれています。
梅田望夫氏とまつもとゆきひろ氏の対談(前編)
梅田望夫氏とまつもとゆきひろ氏の対談(後編)
2007/12/10 西日本新聞夕刊より
人工島に大型物流施設 イヌイ建物2010年春稼働 1000人規模の雇用計画
倉庫業のイヌイ建物(東京)は10日、福岡市東区の人工島(アイランドシティ)西側の「みなとづくりエリア」市一工区で分譲中の土地4・4ヘクタールを購入することを決め、大型総合物流施設を建設する方針を固めた。施設業務として、今後増加が見込まれる自動車など製造輸入部品の仕分け、保管などを柱に想定。中国などアジア諸国から人工島が近く周辺に陸海空の物流拠点があることや、九州内で工場立地が盛んなことが進出理由とみられる。稼働は2010年春で、500‐1000人の地元雇用を計画。福岡市は同日午後、正式発表する。人工島ではこれまで最大の企業立地。投資額は土地が約56億円、建物が約150億円。福岡市は議会の議決を経て来年3月に土地を引き渡し、その後、同社は施設建設の準備に入る。施設は6階建てで延べ床面積は15万平方メートルを計画しており、全国の港湾物流施設では最大規模となる。
同社は、進出手法として、土地などの所有権の移転が伴う不動産の証券化を行う。福岡市の立地交付金制度は、所有権者を対象としており、不動産の証券化など最近の開発手法に適しておらず、同市は制度変更を検討している。
同市はこれまで、JR貨物福岡ターミナル、香椎パークポート、福岡空港と主要拠点が人工島の半径10キロ以内に近接している利点を使い、各地から持ち込んだ荷物の保管、積み替えなど総合物流を効率的に行う施設設置を企業に提案してきた。
人工島整備事業については、同市のプロジェクトチームが今後の方向性についての最終報告書を4日に公表。みなとづくりエリアは積極開発する方針を示していた。
同社は、東証2部上場。年間売上高は約143億円(06年度)。主要事業は倉庫業で、東京都心での不動産開発も手掛けている。
日本最大級だそうですね。
1㎡あたり約13万円で購入したんだと…。
(一部、機関誌に掲載する記事の転記)
最近、友人が東京から戻ってきたり、また地元に戻ってきたいという声を聞き、「ひょっとしたら、昔に比べて“同世代の若者”は地元に帰ってきているのではないか」という仮説を持ちました。
そこで、団塊の世代(S21~25年生まれ)、僕と同世代(S51~55年生まれ)の2つの年代について、10~14歳時点の人口が、5年後、10年後~現在までにどのように変化しているのか、人口の定着を見てみました。
資料:昭和30年~平成17年国勢調査(総務省)
結果。
九州から東京への人口の流出は止まりません。
福岡県については、福岡の大学に通学するために一時若者が増加する動きもありますが、大学卒業後は減少していきます。
東京都、九州の人口の定着を見ると、昭和21~25年生まれの「東京の団塊の世代」について、10~14歳時点の人口が約90万人でしたが、この世代が20~24歳になった時点では約170万人と、約2倍に増加しています。
対して、昭和51~55年生まれの世代では、約1.5倍の増加となっています。
九州への定着を見ると、団塊の世代では、10~14歳時点の団塊の世代は約160万人であったのが、20~24歳になったときには約90万人と、6割減少しています。また、昭和51~55年生まれの世代では8割減少しています。
人口の東京への集中は若干ペースが鈍化していますが、依然継続しているようです。
また、団塊の世代では、大学卒業後に九州に戻る動きも見られましたが、現在25~29歳の人口は依然減少傾向にあります。
日本経済はバブル崩壊後の不況から回復し、今後の団塊の世代の退職による労働力不足が不安視されるなか、現在25~29歳の働き盛りの若者が今後どこまで九州に戻ってくるのでしょうか。
福岡県についても、大学卒業後は若者が福岡県から出て行っており、25~29歳の人口は、10~14歳時点での人口の95%となっています。
地元に戻る若者への就労支援・雇用の場の確保や、ITを活用した遠隔地就労など、地方でも働くことができるようなワークスタイルが確立されない限り、この傾向はしばらく続きそうです。
確かに、最近横浜に行った友人や、東京に行く友人もいます。
地元の事が好きだという人は多いけれど、やはり戻ってくるよりも出て行ってしまう方が多いんでしょうね。
みなさん、福岡で盃空けて待ってますよ。
地域文化が生き残るケースと、途絶えてしまうケース、その両者には、どのような違いがあり、保存・活用していくためにはどのような課題があるのか、事例を研究している。
今回は八女市にある「丸林本家」について、「八女福島丸林本家保存機構」の北島力さんにお話を伺った。
八女市八女福島地区は、古い建物や歴史的に価値の高い建物が建ち並ぶ地区で、2002年に国から「重要伝統的建造物群保存地区」(=「重伝建地区」)にも指定されている。
八女福島地区にある丸林本家は明治時代の建物で、南棟(明治初期築)、中棟(明治中期築)、北棟(明治後期築)の3軒の建物(付属屋は除く)からなる。
建物のオーナーは市外に住んでおり、約20年前から空き家になっていたが、市民有志による「八女福島丸林本家保存機構」が所有者より管理委託を受け、「伝統的建造物群保存修理事業」(=「伝建事業」)の補助を受けるとともに資金募集等に取組み、2006~2007年にかけて修理を行った。
●保存機構メンバーが中心となって補修費用を調達
このケースは、丸林本家の所有者との管理委託契約の締結という全国でも珍しい取り組みを行っているので紹介したい。
まず、2006年4月に、建物が老朽化し、朽ちそうだった丸林本家を何とか再生したいと、市民有志が集まり、任意団体の八女福島丸林本家保存機構が発足した。
同保存機構の建築士に頼んで補修費の見積もりをしてもらったところ、資金が約7,000万円必要ということだった。
NPO法人であれば、銀行から2,000万円程の借金ができるのだが、任意団体なので、銀行からの貸し付けを受けることもできない。
また、国の重要文化財になると、行政からの補助が建物の外観や構造等修理にかかる工事費の8割の補助金(八女市の場合は伝建地区内の市指定の文化財も8割の補助。修理工事費の中で、通常の場合、建物の内部に係る費用―電気や水回り等の設備及び改修、建具類等―は補助の対象から外される。)を得られるが、この建物は未指定であった。
結局、八女市から伝建事業で2,880万円(補助の限度額があり、1棟960万円×3棟)の補助を受けられることになったが、残り約4,000万円の自己資金を集めなければならない状況になった。
そこで、自己資金を捻出するために、同保存機構は八女福島の町並みの町家群の保存に理解のある市民や友人・知人などの有志に呼びかけ会員を募った。
会員には一口30万円の借入金、一般には一口1万円の協賛金を呼びかけ、なんとか20人弱の協力者を得、目標の資金が集まったそうだ。
そうして、2007年、無事補修工事が完了し、現在、改修前から希望のあった会員が、町家カフェ・木工ギャラリー兼住宅・専用住宅として活用中である。(補修工事は、改修前から希望のあった会員に設計段階から要望を聞き、その要望に十分配慮された設計内容で行われている。)
建物の維持管理は、所有者と結んでいる前述の管理委託契約(期間は25年間、管理委託料は無料、固定資産税は同保存機構が負担)に基づき同保存機構が行っており、建物利用者からの毎月の利用収入によって、長期になるが年に1回借入金を返済しているとのことである。
なお、伝建地区の場合、伝統的建造物は保存に同意をすれば固定資産税は免除される。
●景観・建造物の保全の特異な例
丸林本家のケースは、建物の補修から活用に至るまでのプロセス及びその後の維持管理について、任意団体が、オーナーと管理委託契約を行い実行するという、非常に珍しいケースである。
重伝建地区内にある建物は行政からの補助が出るとしても、自己負担の資金は必要なわけで、3棟分とはいえ補修費の内の4,000万円という自己資金を集めるのは並大抵のことではない。
モチベーションは、文化遺産を後世に伝え残したいという使命感や価値のある景観と建物を守りたいという思い。
建物のオーナーでなくても、地区の文化遺産や価値のある景観や建物を守りたいという強い使命感や思い入れのある人がいれば、何らかのアクションが動きだし、周囲の人の共感を得ながら活動が広がっていくという好例だと思う。
以下、ネットIBより引用
強気の5,000万円は崩れた・・・都築学園理事長逮捕の後遺症 天神2丁目の旧岩田屋本館・新館を坪5,000万円で森トラストが500億の予算で買い取る動きがあったようだ。 テナントとしてパルコが入居すると噂されている。ところが都築学園の理事長が逮捕されたことで局面が一転した。 買う側も模様眺めとなり坪5,000万円の相場が4,700万円に収まるのではないかという見通し説が流れだした。日時: 2007年11月15日 10:20
オイオイ、買収話が出ては消え、いつ動き出すんだ??
あんな一等地なのに、ホント有効活用して欲しいもんです。
昼休みに、今日オープンしたばかりのロフトに行ってきました。
ロフトが入居している建物は、もとは「ZEEX天神」でしたが、「天神ロフトビル」に改称するそうです。
運営は㈱イムズ(三菱地所系)。
7~8年前くらいから「天神の重心が南下している」と言われてました。
「若者向けのセレクトショップやバー・カフェなんかが、大名の地価が上がり、出店しにくくなったということで今泉・清川など、天神の南側に増えている」といった内容だったと思います。
実際、地下鉄3号線も開通したし、お洒落なショップはちらほらできたけど、天神南の百貨店や大規模商業施設はあんまり調子良くなかったですもんね~。
BiViはこっぴどくやられたし、ZEEXも最近はパッとしなかったし。
でも、ロフトはなかなか楽しかったです。
渡辺通り・ロフト近くの通行量は、いつもの倍くらいはあったんじゃないかな?
中に入ってみると、さすが生活雑貨専門店。ジャンル、量が豊富でした。
文房具も2フロアありましたし。
商品レイアウトも、思ったよりスッキリしてました。
ドンキホーテみたいに狭くなくて歩きやすい。
先日まで探していた「白紙のビンゴ用紙」も売っていましたねぇ。
白紙のビンゴ用紙は、先々週インキューブに探しに行ったのですが、売っていなかったため、仕方なく自作したのでした。自作する必要なかったなぁ。
これまで僕的に、雑貨を買うときはインキューブの一択だったのですが、選択肢が増えました。
その後、インキューブにも行きましたが、今日はさすがに人は少なかったです。
僕の会社は天神の北西(中洲)なので、インキューブの方が近い。
雑貨を買うときは、まずはインキューブ→なければ国体道路を渡ってロフトへ という流れになるかな。
2011年には博多駅に東急ハンズがオープンするし、福岡の雑貨やさんは大変です。
ところで、ロフトの一番のヒット商品は糸井さん考案の「ほぼ日手帳」だそうですね。
今日は天神のロフトにも糸井さんが来てるみたいです。
お話を聞いてみたかったですが、仕事があったので帰りました。
近い将来、九電本社ビルの再開発もあるし、福岡市の中でも今後が楽しみなエリアです。
友人Yくんの「落ち着く場所に行こう」という提案で、清川の「Lassic」1階にある、「和カフェ おまめ」に連れて行ってもらった。
このLassicという建物は、福岡のリノベーション物件の中でもメジャーなものの一つ。
今回、2年ぶりくらいに行きました。
元々築30年以上の旅館だったそうですが、用途を転換した後は古着屋や喫茶店、バーなどが入ってます。
ところで、この「おまめ」って店、入り口が変なとこにある。
元は何の部屋だったんだろう。
そして、入り口のドアにおもしろい絵が飾られてる。
入ってみると、内装が昭和の民家っぽい感じで、確かに落ち着く。
ちゃぶ台に腰を落ち着けると、眼下には那珂川が流れてるし。
食事は赤米が交じったごはんと、春雨と鶏肉のだんご。
味付けも和風ですごくやさしい。
この店でしばし、作戦会議。
このシチュエーションもあってか、かなりリラ~~~ックスした感じに。
ところで、1階のバー、フゼラフは閉店したらしいねぇ。残念です。
●上質志向
金曜日は、リバレイン地下2階にオープンしたばかりのサロンド井筒屋Uへ。
高校のR先輩が働いているので、冷やかしついでに。
噂では今度の井筒屋は「高級志向・上質志向」と聞いていましたが、真ん中にコンシェルジェカウンターがあり、BGMはピアノとサックスの生演奏。
しかもオープン当日ということで、華やかな雰囲気でございましたので、かなり場違いな雰囲気を感じながらも、隅っこの方からコソコソと物色してきました。
熟年のご婦人方などをメインのターゲットにしておられるそうなので、洋服やアクセサリーにはあまり興味がなかったのですが、雑貨や食品コーナーはなかなか面白かったです。
特に九州の焼酎を集めたコーナーは、初めて見るものばかりで、試飲もできるようですので、酒飲みの皆さんは楽しめるのではないでしょうか。
●リバレインと高島屋
ところで、サロンド井筒屋Uの運営には、高島屋系の東神開発という会社が参画しているそうですね(今後リバレインは高島屋色が強くなっていくのでしょうか)。
先週の九州経済NOWという番組のインタビューで、東神開発の方がリバレインの魅力について、「ホテルオークラ、博多座、アジア美術館、リバレインなど、多様な施設が集まっていること」とおっしゃってました。
博多座で劇がある日は、デパチカの弁当の売り上げが1~2割伸びるという話を聞いたことがあります。
博多座と井筒屋のタイアップの割引サービス等、博多座を訪れる紳士淑女の方々をどう井筒屋に呼び込むかは大きなポイントなんでしょうね。
中洲川端は、天神から若干遠いですが、天神と博多の中間にあるので、利便性は◎です。
うちの会社も中洲にあるのですが、ここ最近の中洲川端エリアでは、マンションが雨後のタケノコ状態です。
しかし、商業施設については、2011年には博多駅の新駅ビル(阪神、東急ハンズ等)がオープンしますし、キャナルシティの増床計画(第二キャナル構想)もあります。
また、11月15日には、渡辺通り沿いのZEEX天神に、LOFTがオープンします。
敵多し。
リバレイン(高島屋)対阪神、三越、岩田屋、LOFTといった店舗間の競争というだけでなく、地区間の競争を考えると、リバレインの頑張りはある意味中洲川端の命運を握る存在なのかも。
●中洲川端の「博多の文化」
中洲川端地区の裏通りには、古い料亭や券番(芸妓の事務所)、山笠用品店があったり、福岡・博多のルーツとなるような濃い文化が残っている地区でもあります。
歩いてみると、結構「昔ながらの博多」を感じるスポットは多いんですよね。
博多座の優位性を活かしながら、川端商店街や裏通りも含めて回遊性を高めることができれば、面白い仕掛けができるんじゃないかという気もします。
博多駅地区のように、企業や地権者たちが定期的に集まって、地域のまちづくりの将来像を検討する「マネジメント組織」が必要になってきているのでは…。
リバレインと中洲川端は、はたしてどうなるのか。井筒屋の今後が楽しみです。
第二回ソーシャルアクションスクール(SAS)に参加。
今回のゲストスピーカーは臼杵市の後藤市長。
臼杵市は、平成10年に、全国に先駆けて自治体独自のバランスシートを作成し、財務諸表を公表するなど、民間企業の効率的な経営のノウハウを自治体経営に活かした取り組みをおこなっておられます。
また、県を通さず、直接国と掛け合って、な臼杵市独自様々の取り組みを行っているそうです。
今回の市長のお話の中で、特に関心を持ったのは道州制についての話。
首相の諮問機関の「地方制度調査会」でも、道州制のあり方について、
・都道府県の代わりに道州を置く
・現在の都道府県が実施している事務は大幅に市町村に移譲
・国はできる限り道州に移譲
といった答申が行われています。
各県庁の職員の方々に聞いても、「いずれ都道府県は無くなる」という意見の人は多く、「都道府県はもってあと10年」という意見も聞いたことがあります。
道州を形成する区域については、九州・中国・四国・関西・中部・南関東・東京・北関東信越・東北・北海道の9つが最も大きく、これを少し細分化した案もあります。
いずれにせよ、東京(や一部の大都市だけ)が栄えて、その他の“地方”は人材とお金を東京に貢ぐような構造になっていることは否めないと思います。
まぁ、地方から人材が出て行ってしまうということは、地方に活躍の機会や魅力がないから、と言う見方もあるでしょうが、在京メディアからのワンパターンで、東京優位の情報や価値観に、地方の田舎者が吸い寄せられているという一面もあると思います。
事務所内でも道州制の議論になったけど、「ヨーロッパは国境をなくし、『EU』として国際競争力を強化しようとしているときに、日本は『九州が独立すべき』といった議論をすべきかどうか。」といった意見が出ていました。
確かに、九州が完全に独立せよ!という意見は性急すぎる気がしますが、個人的には、都道府県をなくして、道州制というスリムな構造にするのは賛成。
そして、外交や防衛、警察などは国が受け持つ。
県の機能の中でも、国からの情報伝達、国への税金とりまとめといった、「中間業者役割」なんかは、あまり必要ないと思うなぁ。
でも、そのうち日本が韓国や中国と一緒になって、「アジア」になるかも。
かなり先の話でしょうが。
日曜は、久々の休日。
天気も良かったので、ドライブがてら福岡市西区・前原市の農水産物直売所に行ってきました。
福岡市西区以西には直売所が乱立してます。
福岡県のHPで見てみると、西区・前原市・志摩町・二丈町で少なくとも24件の直売所があるようです。
このほか農家の庭先で売っているような、小さな商店も相当数あると思います。
そして今年の4月には、JA糸島が前原市に「伊都菜彩」という福岡県内最大規模(床面積2500㎡)の直売所をオープンしています。
●伊都菜彩(前原市波多江)
伊都菜彩に行ってみて、店の駐車場がとにかく広いことにびっくり。ほとんど満車やし。
店に入って、その広さとお客さんの多さにまたびっくり。
中高年の夫婦・家族連れがほとんど。
野菜、肉、魚、乳製品、弁当、お菓子、花、工芸品、お酒などが売っています。
農産物は新鮮で、品揃えが豊富でした。
値段は、市内のスーパーに比べて7~8割くらいの値段で売っていましたが、山奥の直売所なんかと比べると、やっぱり少し高め。
佐賀の山奥の直売所なんかに行くと、化け物みたいなナスが10本くらい入った袋が100円で売ってたりするからねぇ…。
残念ながらこの日はシケのため、漁に出ることができなかったらしく、魚が全然出ていませんでした。
あと、この直売所で有名なのは、苺のソフトクリーム。
凍らせたあまおうを、その場で砕いてミルクに混ぜ合わせてくれます。牛乳も地元酪農家の新鮮なものを使ってるらしい。苺の種のプチプチ感が残っていて、噂通りの美味しさ。オススメです。
伊都菜彩は、とにかく大きい売り場で、何でも売っているし、総合力で勝負って感じ。![]()
●おさかな天国(福岡市西区飯氏)
もう一軒行ったのが、昨年の7月にオープンした「おさかな天国」。
ここもお客さんが多い!
魚が安くて、びっくり。
イワシが12匹で200円。安!!!
この店は中間業者を通さず、魚を獲った漁師が直接消費者に小売りしているそうです。おかげさまで、消費者は新鮮な魚を安く入手できます。
そして、買った魚はその場で、魚屋さんがさばいてくれます。
魚屋さんの素早い手つきは、見ていて楽しい。
おさかな天国を運営しているのは、志摩町の漁師さん達が設立した有限責任事業組合(LLP)らしいです。IT企業やら先端技術系企業向けの仕組みだと思ってました。
●直売所戦争
福岡の西エリアでは直売所戦争が激化していて、事業者の方々は大変な状況でしょうが、僕たち消費者としては、地域間で競争が厳しくなるほど、よりよいサービスを受けることができるので、大歓迎。
志摩町にある「志摩の四季」も、伊都菜彩がオープンしてから魚部門に力を入れているらしく、それぞれの直売所が強みを出して、差別化を図っているようです。
直売所ごとのウリを楽しみながらの日帰りドライブは、僕も嫁さんも楽しいし、お財布にも優しいし、新鮮な食料は健康にもいい。なかなかいい休日の過ごし方ですね。

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